ja 新着情報 | SAISEIKEN コラム - 再生医学研究所 - Page 3

コラム

  • 2023.04.04
    第1回実教授の再生医療外来【 花粉症 】

    「わたしは60歳の商社マンです」という書き出しのメールをくださったIさんのケースをご紹介しましょう。 ****** 私は10年まえにシンガポールに小さな商社を設立し日本の海産物を輸入・販売する仕事をしています。そのため数か月に一度日本とシンガポールを往復する必要が生じます。 日本に...

  • 2022.06.13
    ケースレポート③前編「再生医療にもとめられるもの」

    いまから30年ほど前、再生医療の黎明期をふりかえると、いまでは信じてもらえないほど現実離れした話が多くあります。 それを承知で、その頃に日本社会にあった話を二つ紹介しましょう。 一つ目は、再生医療が実現したらこれまで治せなかった脳梗塞や脊髄損傷のような難病が根治できるという話です。「改善...

  • 2022.05.30
    ケース・レポート②後編「糖尿病」

    さてここからは、培養上清の点鼻投与で糖尿病の改善をみたK氏のケースをご紹介しましょう。 この男性は56歳、名古屋市在住の弁護士で、私とは2012年頃、ある医療訴訟の弁護活動を契機に知り合ったのでした。K氏は美容手術後の後遺症に苦しむ患者の依頼を受け、担当医師の医療過誤を実証しようと試みていまし...

  • 2022.05.16
    ケース・レポート②前編「糖尿病」

    糖尿病の培養上清治療についてお話するまえに、現在行われている糖尿病の最新研究をご紹介しましょう。はじめに下の表をご覧ください。これはわれわれが行った培養上清に関する実験の一覧です。   さまざまな疾患モデルの治療に要した乳歯幹細胞由来の培養上清(SHEDCM)の量が比較...

  • 2022.04.21
    ケース・レポート①後編「アルツハイマー病」

    翌朝は夜来の風も止み空はたかく澄んでいた。 この日は市庁舎で、保健省の実務担当者と具体的な臨床研究のすすめ方について話し合うことになっていた。市庁舎はホテルから5分ほどのところにあり、かつての旧オブレノビッチ王朝時代の壮麗な宮殿であった。議会は休会中のため扉は閉じられていたが、ほどなく脇の入り...

  • 2022.04.18
    筋萎縮性側索硬化症 (ALS)― 世界初の培養上清治療とその余波

    培養上清治療は、幹細胞の産生する生理活性物質で臓器を再生するという新たなコンセプトで、2010年以降さまざまな臓器に対する治療効果が検証されています。なかでも乳歯幹細胞培養上清( SHEDCM: Stem cell from human exfoliated deciduous teeth deri...