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今回は重症のALS患者であるご主人の介護をしておられる奥様のお話をいたしましょう。 この方は4年前からALSのご主人の家庭内介護をされていて、看護師、理学療法士が週に1度訪問し、私たちは往診とリモート診察を行っています。 さらに主治医であるK大学病院神経内科のドクターと連携しつつ治療を続けてきま...
ALSの発生は10万人に4,5人という希少な疾患です。 全身の筋肉がしだいに動かなくなる過酷な病気ですが原因も治療法もわかっていません。もし自分がALSになったとしたら、日常生活の中で感じていた些細な体の不調が実は難病ALSの前兆だったことが分かったとき、ご本人の絶望感は想像するに余りあります。 ...
第3回目のコラムのつづきです。 「私は認知症でしょうか?」 運転免許の更新の時に受けた認知症検査と無神経なドクターのせいですっかり自信をなくしたFさんは、自分は認知症ではないかと疑うようになりました。 ******* 実教授の解説 結論から申しますとFさんは認知症で...
めずらしく沈んだ表情のFさんが来院しました。 いつも元気なFさんに何があったのでしょう。 今回は彼の話を聞いてみましょう。 ********** 私は今年の5月で76才になります。 われわれはいわゆる団塊の世代で、この時代の人はなぜか皆熱い。 あつまるとビートルズ、大学紛争、三...
外来にこられた、37歳の女性患者さんのお話はつぎのようなものでした。 ******* 私が3回目のワクチン接種をおえたのは2022年の夏ごろでした。P社のワクチンだったせいかワクチンを打った当日は少し腕が痛んだ程度で、倦怠感もなく「やれやれこれでひと安心」とずいぶん気が楽になったのを覚え...
「わたしは60歳の商社マンです」という書き出しのメールをくださったIさんのケースをご紹介しましょう。 ****** 私は10年まえにシンガポールに小さな商社を設立し日本の海産物を輸入・販売する仕事をしています。そのため数か月に一度日本とシンガポールを往復する必要が生じます。 日本に...