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<昨年の大晦日に視線入力のメッセージを頂戴いたしましたので、ご紹介いたします。> 上田実先生 今年も大変お世話になりました。 ご紹介いただいてから先生の最先端医療で体重が16kgも増え、従来、この疾患ではあり得なかったことが起こりました。 投与前、全身に神経が刺すような痛みが...
ALSをはじめとする神経変性性疾患に対する幹細胞治療は苦戦が続いています。 一方、我々の行った培養上清を用いた臨床研究では、投与量や投与回数を増やすことでALSに十分な効果があることがわかってきました。 培養上清治療はその中に存在する数千を超す微量な生理活性物質の複合作用で破壊的...
いまから30年ほど前、再生医療の黎明期をふりかえると、いまでは信じてもらえないほど現実離れした話が多くあります。 それを承知で、その頃に日本社会にあった話を二つ紹介しましょう。 一つ目は、再生医療が実現したらこれまで治せなかった脳梗塞や脊髄損傷のような難病が根治できるという話です。「改善...
さすが科学部の記者さんです。 質問は実に的確で、いよいよ培養上清治療とエクソソーム治療の本質にせまってきます。今回はシリーズのまとめですので少し難しくなりますが、最後までお読みください。 女性記者 先生のお話ですと、FDAや厚労省は幹細胞治療にかなり厳しい評価をしているようですね。幹細胞...
女性記者の質問は続きます。 前回のご説明で、「エクソソーム」がどういうものか理解できたような気がします。 要するにエクソソームとはレジ袋で、その中にゴミを入れて捨てるためのものだと思われていたのに、実はレジ袋の中には非常に重要なメッセージカードも入っていて、体中の細胞に情報を伝えていた...
先日、再生外来に旧知のN新聞社会部記者(女性)がたずねてこられました。 この方の専門は「健康・美容・予防」で20年以上取材を続けています。 もともとは拙著(驚異の再生医療・扶桑社新書)の読者の方で疑問に感じたことはすぐにインタビューにこられます。新聞記者だけに、本質に迫る鋭い質問ばかりでこちら...