いまから30年ほど前、再生医療の黎明期をふりかえると、いまでは信じてもらえないほど現実離れした話が多くあります。 それを承知で、その頃に日本社会にあった話を二つ紹介しましょう。 一つ目は、再生医療が実現したらこれまで治せなかった脳梗塞や脊髄損傷のような難病が根治できるという話です。「改善」ではなく「根治」というところがミソ。 代表的な神経変性疾患である脳梗塞を例に論じてみましょう。 脳梗塞にたいする幹細胞治療(Stem cell based therapy : 再生医療とおなじ意味)の論文が世界中で発表されています。そのほとんどが対照群をもうけない臨床研究(非盲検試験と略す)で安全性と有効性が
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